自立と安定のために積極的に依存先を増やそう

巷では「依存はよくない、自立すべきだ」という論調もありますし、僕も「依存」というのは「依存的な人」という意味ではあまり好きではありません。

ですが、「依存」自体を完全に否定できないということは理解しているつもりです。むしろ、依存関係があるから僕らは生きていける。

そんな気がしませんか?

大きな視点で言うなら、僕らは「地球環境に依存している」と言えるでしょう。

仮に地球に意思があったとして「もうこれからは酸素作らない、窒素の時代だー!」となったとしたら、僕ら人類に待っているのは「どうあがいても絶望」しかないですよね?(笑)

近年では「地球環境を守らなくちゃ!(使命感)」という雰囲気がありますが、そもそも論として「そうしないと人間が生きていけない」からであり、地球が作り出すものに依存している生物ということになります。

少し小さい視点で言うなら、魚を水の外に出すと長くは生きられないですよね?

水中という環境でしか適応できない、そこに依存している生物であるということになります。
 
それじゃ、もう少し僕らに身近な話にしてみましょう。

「大企業に就職したりや公務員になると安泰だ」と言われますが、それはなぜでしょうか?

ちょっと考えてみてください。

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いいですか、話を先に進めても?

答えは簡単で、「依存先が多い、または依存先が大きい」からです。

公務員が安泰・安定と言われるのが「依存先が日本という国そのもの」だからです。そのため、日本が潰れない限りは基本的には大丈夫なので「安定している」と言われるのです。

では、大企業はどうでしょうか?

大企業は「依存先が大小問わずたくさんある」から、安定した経営を続けていけるのです。
 
 
この点をもうちょっと詳しく話していきましょう。

例えば、取引先企業にポイントがついていると仮定します。

大企業=100点
中小企業=50点
零細企業=10点
個人=1点

そして、大企業のA社はこんな取引先となっている。

大企業20社×100点=2000点
中小企業50社×50点=2500点
個人1万人×1点=10000点

合計:14500点

続いて、中小企業のB社はこんな取引先になっている。

大企業2社×100点=200点
中小企業10社×50点=500点
零細企業20社×10点=200点
個人500人×1点=500点

合計:1400点

「あ、圧倒的じゃないか・・」って感じですよね。

スコアを見ても単純に10倍違いますし、A社もB社も同じ中小企業から仕事を受注していたとして、その10社が全部倒産したらA社のスコアはまだ余裕ですけど、B社の場合は一気に半分以下になります。

大企業からしたら中小企業なんてマトリックスの養分みたいなものかもしれませんが、中小企業からすると死活問題です。

ちなみに上記のスコアで日本国のポイントはいくらになるかというと、国のポイントは53万です(笑)

しかもトヨタとかソニーとか三菱UFJとか潰れると経済の根幹が揺らぐような企業は、「でぇじょうぶだ、死んでもドラゴンボールがある」という名台詞そのままに、税金投入で復活できたりもします。

まぁ、潰れた方が長期的なデメリットが大きいという判断からなんですけどね。

そーゆー意味で大企業だと国というのも依存先にできたりするので、安定度がグッと増すわけです。
 
つまり、経済的に自立していたり確固たるものを持っている企業や人というのは、雇用先の企業や自分自身の商品を買ってくれる顧客(=依存先)が豊富にいて、しかも彼らとの関係性が強固であるということです。

また言い換えると、経済的に自立していなかったり確固たるものがない企業や人というのは、その依存先が乏しいということになります。

 
さて、ここまで話してきた内容から「依存先」の重要性について理解してもらえたと思います。

ですので、大企業に就職しようとしたり公務員を志望するのは、大きなものに依存しようとするある種当たり前の行動であり、別に責めるべきものでもありません。

それ自体は特別問題ではない。

では、何が問題なのか?

勘の良い人はもうわかったかもしれませんね。

そう、それは「その大きなもの1つに依存するということ」が問題なのです。

「超一流企業や上場企業に就職が決まった、これで安泰だ~」という考え方が問題なのです。

例え絶対に安泰だと言われる大企業だとしてもそれ1つに全てを託すというのは、実はリスクヘッジではない。

というか、ちょっとニュースとか見てたらわかることだし。

シャープにしてもパナソニックにしてもソニーにしても、どういうことをやってきたかってのはニュースで報道されているでしょ?

 
1つ例を出してみましょう。

例えば、プロ野球で読売ジャイアンツや福岡ソフトバンクホークスがなぜ強いかというと、補強しまくっているからです。

つまり、「選手1人に対する戦力の依存度を低くしている」からです。

もちろん潤沢な資金があるからこそできることではあるのですが、弱小球団だと1人のエースや4番バッターといったチームで絶対的な力量を持った選手が怪我で離脱するとやはり勝てる確率はドーンと落ち込みます。

しかし、読売ジャイアンツや福岡ソフトバンクホークスは絶対的な力量の選手が離脱しても、同等もしくは少し劣るものの代役としては申し分ない選手がいることで、そのチーム力は殆ど落ちることはありません。

まぁ、一気に主力が4人も5人も離脱すればさすがにチーム力は落ち込みますけど、そーゆーことはなかなかない。

となれば他のチームも同様に怪我で選手が離脱していくことを踏まえると、読売ジャイアンツや福岡ソフトバンクホークスはチーム力を劇的に落とすということはそこまで考えられないので、必然的に順位は上位になってきます。

 
「寄らば大樹の陰」って言いますけど、それが自分が死ぬまで続くような時代ではないじゃないですか。

「企業の寿命は30年」と言われてて、それはおそらく創業者が会社を作って引退するまでがだいたいそれくらいの年数で、企業のライフサイクル的に衰退期に入る頃に2代目になり、そこで何かしらの変化を加えなかったからだと思います。

そして、今では企業の平均寿命は20年になったとも言われています。

なので、若い世代は安定を求めるなんて言いますけど「その安定のために依存先を増やしておいたらどうですか?」というのが今回のお話です。

そのために何をすればいいかというと、「お勉強」です(笑)

まぁ、笑い事じゃなく、実際にそうなんですけど。

とりあえず、何を勉強しないといけないかわからないなら「おすすめ記事40選」を読むことをオススメしますよ。

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