子どもに見せたい映画、それが『クレヨンしんちゃん』

実は『クレヨンしんちゃん』の映画が好きでして、ここ最近でも、

『ヘンダーランドの大冒険』
『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』
『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』
『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』
『嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』
『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』
『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』

を見ました。

初めて見たものから再度見たものもありますが、面白いですね、やっぱり。

 

 

もうすぐ発売する『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』の評価も良いので、これも早く見たいなって思います。


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クレヨンしんちゃんの映画って基本は子ども向けだけど、シリーズを重ねるごとに色々な試行錯誤や挑戦をしています。

基本は「ギャグ」です。ギャグは絶対に盛り込まれます、子ども映画ですし。

そして、「野原一家」+「かすかべ防衛隊」というのがメインのキャラクター。

その基本に色々なテーマやテイストを盛り込んでいく。

 

それがうまくいかないと興行収入に直結するのですが、ゲームでもそうですがナンバリングや続き物というのは「前作の評価で販売数が上下する」ものです。

前作の『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』が高評価だったので、今作の『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』が2作目以降久しぶりにの興行収入20億円突破となったみたいですね。

 

テレビ版は不本意ながら『子どもに見せたくない番組』で毎回なぜか上位に入っていますが、それは初期のイメージを引きずっているからで、今のは普通に面白いですし、特に映画版は「子どもに見せるべきだ」とすら思います。

 

ということで、個人的にオススメの3作品を唐突に発表(笑)

大抵の場合は『オトナ帝国』と『戦国』のワンツーフィニッシュになることが多いのですが、果たしてどうなるのやら?

 

 

【第3位】

『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』


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実は昔からのクレしん映画ファンからは評価の低いこの作品。

まぁ、評価は人それぞれですからねー。

 

話としては、未来のしんのすけの婚約者が時間を越えて、現代のしんのすけの元へやってくる。

未来のしんのすけを助けるために、現代のしんのすけの力がいるから、未来から現在へ、そしてまた未来へ。

そんな話。

 

今までどんな作品を作ろうとも未来を確定する作品はありませんでしたが、さすがに映画も20作品を超えるとこういった作品が作られるのは仕方ありません。

といっても、この作品は未来を確定するものではなく、あくまでもパラレルワールド扱い。

それはこの台詞に集約されています。

「5歳の野原しんのすけ、お前の未来、お前のもんだぞ。好きなように生きろ!」

クレしん01

 

あと、個人的には物語の主題としてはしんのすけではなく、金有親子だと思った。

子どもを親の所有物として考えていたり、一人の人間として自我を持つのを嫌う親だったり、そういう自分の思い通りにならないと気がすまない人間がいて、そういう風に自分の子に接してはいけないというのがメッセージにあるような気がしました。

 

自分の思い通りに行かない金有増蔵は、邪魔をする現代のしんのすけと未来のしんのすけ、そして娘であるタミコが窮地に陥る時に「どいつもこいつもくたばるがいい」と高笑いします。

そこにしんのすけの父であるひろしが「親は子どもに生き抜けって言うもんだろー!」というシーンがあります。

クレしん02

ここも「グッとくる」シーンでしたね。

 

 

【第2位】

『嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』


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クレしん史上初とも言える、正統派恋愛ストーリー。

あと、個人的には「かすかべ防衛隊」が動き回る作品の方が好きなんですよね。

その点で『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』も高評価ながら、トップ3以下となりました。

 

西部映画のパロディに、ヒーローもののテイストと、一度に二度おいしい作品です。

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話としては、未完成の映画の世界に閉じ込められ、時間とともに元の世界の記憶も、帰ることすらも忘れてしまう世界で、なんとか脱出しようという話。

 

何が現実で、何が仮想の世界なのか。

忘れてしまうもの、忘れてちゃいけないもの。

大切なものを取り戻すため、大切なものを守るため、時には戦うこともある。

そういったことをちょっとおバカに、ちょっと切なく、描かれている作品だと思います。

クレしん04

 

最後、ある出来事があって「映画の世界がいい」と言い出したしんのすけに対して、ネネちゃんが「こっち(現実)の世界の方が楽しいって教えてくれたでしょ」という台詞があります。

なんというか、二次元オタには胸に響く台詞ですな、本当に・・(滝汗)

 

 

【第1位】

『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』

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「揺るがない、クレしん史上最高傑作!」と言われる作品。

これが大ヒットしたことで、ギャグテイストだけでなく感動路線に進むという、長きに渡る「お涙頂戴作品」が量産されることになった作品でもある。

それでもなお、この作品が高評価なのは「子どもではなく大人の心にダイレクトにストレートを放り込んできたから」だと思う。

 

話としては、20世紀博という20世紀を懐かしみ楽しむテーマパークに大人たちがハマり、大人が子どもに戻る。

そして、大人が大人としての活動を放棄し、子ども時代をもう一度楽しむ姿に、風間くんが「懐かしいってそんなにいいことなのかなぁ?」と呟くのですが、序盤でいきなりグサッと刺してくるわけです。

 

その後、子ども狩りにきた部隊から逃げながら、かすかべ防衛隊単独で20世紀博に向かい、そこで父であるひろしを見つけます。

子どもの頃に戻っているひろしを戻すために、ひろしの靴の臭いを嗅がせるのですが、そこでひろしの回想が始まります。これが本当にズルい。

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現実は苦しくて辛いこともあって、時にはあの頃に戻りたいと思ったり、何かに逃避したいと思うこともあるけれど、それは結局は無意味で、頑張って生きないと、と言っているような気がしました。

 

『ガンダムSEED』的に言うなら、全ての責任を償うためにアスランが機体もろとも自爆することで大量破壊兵器であるジェネシスを壊そうとした時に、恋人であるカガリから言われた台詞。

「逃げるな!生きることの方が戦いだ!」に通ずるものがあります。

 

そして最後、あの頃に、子どもの頃に戻りたい大人に対して、子どもであるしんのすけは「オラ、大人になりたいから!」と言います。

クレしん06

たぶん、殆どの人はここでノックアウトです。

僕も早く大人になりたかった人間ですし、もう子どもの頃に戻りたいとは思わないので、オトナ帝国に心酔する作中の大人にはそこまで感情移入できませんでしたが、ここでしんのすけには感情移入しまくりでした。

 

ということで、唐突に始まった映画クレヨンしんちゃんの個人的トップ3でした。

ネットの評価は低くても実際に見てみると面白い作品もあるので、これからもちょちよい見ていこうと思います。

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