【メルマガ引用】ワンピースで「仲間」について考察してみた

これは元々メルマガで書いたものなのですが、「面白かった」「前から何となく思っていたことが書かれていた」と好評価だった半面、解除者もそれなりに出たりと、反響があった回でした。

どう感じるかは個々の状況や価値観で違うと思いますが、ひねくれた性格の僕が国民的漫画である『ワンピース』を、マジメに考察したらこうなったという内容です。

 

【 こ こ か ら 】

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前置きのブログ記事を書いているので、まずはそれを読んでください。

「ワンピースをディスりつつ、仲間と絆について考察してみる」

ここからはメルマガ読者向けにもう少し、考察や感想などを入れていこうかなと思います。

 

当然ながらネタバレ上等です(笑)
だって10年も前の作品だし。

『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』の話はこんな感じ。


ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島

オマツリ島にやってきた麦わらの一味は、オマツリ男爵により色々な試練を受けさせられる。

最初は楽しいイベントの一種だと思っていたが、仲間達が試練での苛立ちでどんどん不協和音を鳴らし、仲間割れを起こしてしまい、ルフイは独りになってしまう。

 

黒幕のオマツリ男爵も以前は海賊団の船長だったが、仲間を全員失ってしまい、失意のどん底にいた。

しかし、オマツリ島にいる「花」が、他の人間を生贄にすることで死んでしまった仲間を復活させれることを知ったオマツリ男爵は、海賊を島に誘き寄せて、生贄としていた。

そして、そのオマツリ島にはルフィ達以外にも島に誘われて、仲間を生贄にされてもなお、オマツリ男爵に抵抗するチョビヒゲ船長がいたのです。

 

仲間割れにより分断されて、一人ずつ生贄とされた麦わらの一味のメンバー。

「助けれられる」と思っていた仲間を「助けることができなかった」ルフィ。

ルフィもまた仲間を失い、失意のどん底に落ちようとしていたのだが、チョビヒゲの言葉に励まされ、またルフィも彼を「仲間」と認めて共闘し、オマツリ男爵を倒し、麦わらの一味のメンバーを取り戻すため戦うのでした。

 

 

■仲間のメリットとデメリット?


 

この映画から「仲間」や「絆」について、3つの考察があるので、それを順番に話していきたいと思います。

まず「仲間」や「絆」ってポジティブなイメージがあるけれど、それを失った時にオマツリ男爵のように過去に捉われて、縛られて、新しい一歩を踏めない、そんな重りにだってなる。

 

例えば、恋人や奥さんが死んでしまったことで、もう誰とも深い仲にはならないようにしようみたいな話が映画やドラマであるけれど、それはそれで死んだ人が本当にその姿を望んでいるのかということも考えられる。

そういう物語の展開もありますしね。

そして、自分が死んだことで大事な人が歩みを止めたり、可能性を放棄することがあったなら、それは本望じゃない気もします。

 

なので、「仲間」や「絆」は確かに大きなことを成すための、力となってくれるとは思うけれど、「仲間を持つことで生じる力強さと同時に、仲間を失ったことで生じる辛さや悲しみ」もある。

 

ワンピース07

 

まずこれが1つ。

 

 

■「仲間=仲良し」ではない?


 

次に『ワンピース』にある誤解の1つというか、「仲間」「絆」というのを喧伝する人がこの主張を言われると大反対するであろうものがあります。

それが「ルフィは海賊王になるのが目標であって、仲間はそのための道具としてしか見ていない」というもの(たぶん)

まぁ、「道具」と言ってしまうと語弊があるのですが、そもそも最初は「海賊といえば○○だよな」というところから、仲間集めをしているので、僕は誤解でもないと考えています。

 

ある種の適材適所というか、野球なら9人の選手がそれぞれ特殊技能を持っていないと試合になりません。全てのポジションが別々の動きをしているのですから。

しかも、この誤解というか主張も原作でも言及しており、海賊船である初代メリー号がボロボロになってしまった時に、修理して使い続けるか、新しくするかという話で、ルフィとウソップがガチの喧嘩をするエピソードがあります。

 

ワンピース02

 

そこでウソップはルフィにこう言います。

「本当は俺の事なんか必要じゃねえんだろう?」
「普通の俺はお前らにはついていけねえんだよ」

って。

 

確かにウソップは狙撃手としての腕は一流でも、単純な戦闘力でいうと海賊団でも下の方です。

つまり、適材適所以外にもパワーバランスが著しく崩れると、チームとしての崩壊の可能性が常にあるということです。

 

ワンピース04

 

いくら「ワンピースみたいな仲間で、絆の深いチーム」を求めていたとしても、それが「イコール仲良し集団ではない」と。

その辺を「ワンピース!」「仲間!」「絆!」と言っている人は、なんか履き違えているような感じがするんですよね。

 

そして、『オマツリ男爵と秘密の島』はこの部分に切り込んでいる映画だと感じましたし、ワンピース本編にもこのメッセージがあるのではないかと思ってしまうのです。

 

だから、僕は常に「ワンピースみたいな仲間」という人に対し、

「お互いの目標の『方向』が同じだから今は同じ船に乗っているけれど、その『距離』は違うので、いつか離れることもある」

「それでもまたいつか出会った時に前と同じような関係性でいれるのが仲間で、いつまでも同じようにベタベタと一緒にいるのが仲間とは思わない」

なんてことを言うのですが、理解されたことはほぼありません(苦笑)

 

 

■仲間とは固定されるものなのか?


 

そして、最後にもう1つ。

ルフィは麦わらの一味のメンバーを失ってもチョビヒゲ船長など新しい仲間を得るという、「新しい仲間の可能性を暗示した」のがこの映画です。

 

途中まで全く勝ち目がない状態で、尚且つ麦わらの一味は全員が既に生贄として捕まってしまっているという状態。

助けるために頑張ってきたけれど、助けられないとわかったことによる絶望。

そこから抜け出せたのはチョビヒケ船長など、「新しい仲間がいた」からという皮肉。

 

ワンピース08

 

でも、別にこれって冷たい人間とかってわけじゃない。

むしろ、そういう経験をしていないと、人間的な魅力や非認知能力は鍛えられないし、成長もないし、違う世界も見えてこない。

 

僕も色々な事情があって友達を3回くらい総入れ替え状態になっていて、仮に結婚式をやったとしても小中高大の友達は誰も呼べないというくらい悲惨な状態だけど、それがあったから「コミュ力(笑)」みたいなものがついた。

まぁ、そこまでの犠牲を払って得たものなのが、この程度なのかという疑問はありますけど(苦笑)

 

また、新しい仲間を求める時って古い仲間からすると「冷たい」とか「裏切りだ」という風に思える。

それが嫌で色々な手を使って囲い込もうとする人もいるけど、それを振りきって新しい出会いができるかどうかっていうのが、僕らの心の筋トレにもなる気がするんですよね。

 

ワンピース10

 

というか小中高大と過ごしてきても、社会人になったら会社での付き合いが増えたり、家族ができたりすると、古い友達との付き合いは疎遠になっていく。

すると、小中高大と会社で作った人間関係は、少しずつ減っていくことになる。

そして、どんどんと価値観は固定されていくし、保守的になっていく気がするんですよね。

 

それに新しい友達を作ろうとすると、やったことある人はわかると思うけれど、めっちゃエネルギー使うんですよ。

気心の知れた昔からの友達といるのは居心地がいいけど、全く知らない人といるのはやっぱり緊張する。

でも、その緊張が筋トレの刺激みたいなもので、やっていくうちに強くしてくれる。

 

それに自分のことも相手のことも知らないから、自分をいつも以上に出していく必要があるし、相手もきちんと認めてあげる必要がある。

これって結構な努力いるんですよ。

 

だけど、これができる人はどんなことがあっても、また前に進んでいけるような気がする。

まぁ、学校とか会社とか最初から誰かが用意してくれているコミュニティでしか、友達を作ることができない人とどこにいてもまた友達を作ることができる人なら、どちらが大きな可能性があるかってことですかね。

 

ワンピース11

 

 

■仲間にも卒業はあるのではないか?


 

あと、書いていて思ったことがありました。

「ルフィと麦わら一味は仲間だから、これからもズッ友だよね」っていうのを求めている人っていうのは、もしかしたらこういう可能性を考慮していない気がするのかなって。

 

それは「ゾロやウソップが独立して、自分の海賊団を持つ」ってこと。

もし今後、ゾロやウソップが独立して自分の海賊団を持って、そしてルフィがピンチの時に駆けつけてくるって展開はめっちゃ熱くないですか?(笑)

「またせたな、ルフィ!!!」みたいな。

 

ワンピース09

 

今まではあくまでも船長として守る対象だった存在が、今では同じ位置に立ち、そしてまた約束の地で集う。

いやー、胸が熱くなる展開ですなー。

あっ、そうそう、忘れてたらアレですけど、僕は『ワンピース』って嫌いな部類の漫画ですからね(笑)

 

でも、読んでたらわかると思いますが、ルフィってゾロだけは特別扱いというか、他のメンバーよりは信頼度が高いんですよね。

そういう描写がチラホラあるので、「えっ?そうなの?」って思った人は探してみてください。

あっ、そうそう、もう一回言いますけど、僕は『ワンピース』って嫌いな部類の漫画ですからね(笑)

 

そういうわけで長くなりましたが、『ワンピース オマツリ男爵と秘密の島』という映画は、アンチワンピースファンにとってはとても面白く、また純粋なワンピースファンにも「仲間とは何か?」などを考える余地のある作品だなと感じました。

 

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【 こ こ ま で 】

 

 

ということで、長くなりましたがここまでがメルマガで書いた部分でした。

 

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