あなたがコミュニティから去る理由 -コミュニティビジネスの光と影-

 

【注意】この話は特定の誰かの話ではなく、過去の僕自身の体験を元にした話となっています。

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以前にもこれから話すことの一部分をどこかで語ったことがあるかもしれませんが、僕は20代の前半から中盤にかけて、あるビジネスコミュニティに参加していました。

そこで得た結論の1つが今回の話のキモです。

もし今回話す内容が「自分のことだ」と思うことが少しでもあるのなら、自分と向き合ってみてください。そうしないと取り返しのつかないことになるかもしれません。

 

ちなみに結論としては、「結果が求められるビジネスコミュニティにおいて他人が評価する結果がないと、そこに居たくても居辛くなる」ということです。

ただし、「観客」で参加する場合は今回の話はあまり関係ありません。

 

 

■僕とコミュニティとの出会い


 

何の知識も経験も人脈も自信もなかった僕はイチから勉強するためと、当時の嫌な出来事からの逃避も兼ねてそのコミュニティに入りました。そして、その時に決めたのは「5年やってみてダメならやめよう」ということでした。

結果的には説得されてもう1年延長したのですが、実はその頃にはもう完全に心が折れていたというか心が離れていたので、「ただそこに居るだけ」という状態でしたね。

そして僕の約6年の活動は失敗という烙印と多大な経験を持って、そこで終わりを告げたのでした。

ここでの経験は僕の中でのコミュニティ観に大きな影響を与えており、だからこそネットビジネスで今年以降また盛り上がるであろう「コミュニティビジネス」や「コミュニティに属する」に対して、僕の中では全くフックにならない原因の1つとなっています。

 

僕がそのコミュニティに参加した中で起こったことであり、自分自身も間近で経験したのが「コミュニティの発展と衰退」「組織化と居場所作り」です。

僕が入った頃はそのコミュニティにおいて「第一期成長期」に当たり、会員数も増加し、規模も大きくなっていきます。

その後、サブリーダー達が一斉に離反することにより縮小化。そこからリーダーの孤軍奮闘により「第二期成長期」へと入っていくのでした。

 

セミナービジネスがメインだったこともあり僕が入った頃は「セミナーのスタッフ」がいて、他にも「ネット販売チーム」などの創設が企画として上がっていました。

パソコンに少し慣れがあった僕はその噂が勝手に走り回り「パソコンができるらしい」という錯覚資産により、「ネット販売チーム」に誘われることになります。

また、この頃に現役のプログラマーやギーグ達からネットについての基礎知識を教わったこともあり、僕のネットビジネスの基礎の一部はこの頃に養われていたのだと思います。そういう意味では非常に幸運であり、素晴らしいめぐり合わせだなと今でも感謝はしていますね。

 

ネット販売チームの目的は今まさにネットで行う活動の基幹となっている、「自分がいなくても自分の分身が働き続けてくれる」というものを作るということでした。今で言うならブログやステップメールや動画などがそうですね。

当時はまだネットインフラもそこまで行き届いていなかったので、VHSやDVDとかでしたけど。

僕は入ったばっかりで誰も知り合いがいない中でこういったチームに入ったことやそこで出会った方々のお陰で、たくさんのものを頂けました。

楽しい思い出や恋愛のあれこれもありましたし、承認されて自己肯定感を上げてもらいました。

 

そんな「役割」を与えられて「居場所」となっていたネット販売チームでしたが、本業としてのビジネスにおいてはなかなか結果が出ない集まりでした。

ビジネスとは競争という一面もあるため、同じコミュニティに入っている面々であっても時にはライバル関係になることもあります。

また良し悪しはあるにしても競争意識を持たせることで、より行動していくというのは人の性としてあるでしょう。

 

そういう意味ではネット販売チームにいた面々は「男性的な競争バリバリのビジネス」には向いていなかった気がします。芸術系や技術系が多かったですからね。

たぶん、今みたいなネットビジネス的なことをやっていたら彼らもまた違っていたのかもしれませんが、そこはもうタイミングとしか言いようがない気はします。

逆にセミナースタッフチームは本業がセミナービジネスということもあり現場の最前線に立つことも多く、そこで得た経験値を元にして結果を出していく人が多かったです。

そういったことがあり、2つのチームがありながら結果は明暗くっきりとなっていきます。

 

 

■コミュニティは安息の地ではない


 

その後セミナースタッフチームにいたサブリーダーの面々が独立するということで離反、『起動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズ』で言うならバルバトスとグシオンがなくなり、さらにはグレイズすらもなく、モビルワーカーだけで戦場に行くくらいの戦力ダウンとなります。

ちなみに僕はモビルワーカーで、リーダーは孤軍奮闘。後にフラウロスとバエルと手にし、再び頂点に返り立ちます。

ただ、その頃には一緒に頑張ってきた面々の大半がいなくなり、「僕はただそこに長くいて、昔を知っている人」でしかありませんでした。

もちろん、僕だって自分なりに頑張っていたという自負があります。

まぁ、今から考えると「頑張りのレベルが低すぎる」とは思いますけど、あの頃の自分のスペックや自信や自己肯定感などを考えると、あれでも頑張ってもがき苦しんでいたんですよ(苦笑)

 

そんなある日、今でも覚えている衝撃の出来事が起こります。

リーダーが発掘してきたガンダムバエルに匹敵する人物が大阪に来たということで泊まりに来るということがありました。

彼と一緒に来たのが最近スタートしたという当時20代前半のS君(※マジで今でも名前覚えています)。

ガンダムの話を入れることで逆にわかりにくい気がしますが、彼の持っているスキルが劇的にコミュニティにプラスの影響を与えたのは事実なので、それくらいすごいっていうイメージで話を聞いてください(汗)

その日は昼から集まる予定があったのですが、彼とS君はお昼を食べてから行くということで先に出ることになりました。

そして家を出た後に僕も用意を始めようとしたのですが、扉の向こうから聞こえてきたS君の言葉は今でも忘れません。

 

S君はこう言います。

「あんな風にはなりたくないですね」

僕はそれを聞いて一瞬固まります。そして何が起こったか理解しようとして、体の中の血が全身を駆け巡りました。

彼らはその言葉を僕に聞かれているとは知りませんし、僕もその後に再会しても何事もなかったかのように振舞ったので、実際のところ言葉の真意はわかりませんが、僕が推測すると「おそらくこうだろうな」というのがあります。

 

例えばネットビジネスだと「1年で月収100万円超えました」みたいな話があるじゃないですか。

そういう話を聞いて入ってきた人からすると「何年もやってきたのにあの程度っていうのは嫌だし、自分はなりたくない」という思いがあり、それが口に出てしまったのでしょう。

まぁ、まだ初めていないか初めて間もない人だったのでその後に待ち受けるあれこれというのは体験していませんから、そういう風に思ってしまうのも無理はありません。

実際に彼は3ヶ月後にはいなくなりますからね。心が折れるの早すぎでしょ・・。

だいたい3ヶ月がひとつのポイントですね、ここを乗り越えたら1年は頑張れるというのはどこでも変わらないんじゃないでしょうか。

 

ただ、この言葉を受けて、僕は僕なりにうまくいく方法をさらに模索し始めます。

めちゃくちゃ悔しかったですが、彼がそう思った理由もわからなくはないので。

そして、少しずつ結果が出始めてきそうな兆しがあり、大阪での活動においてサブリーダー的な役割をするなど、歩みは遅くとも着実に前に進んでいた気がします。

 

 

■役割と居場所が人を守り、人を殺す


 

しかしそれ以上に周りの歩み、そして新しく入ってきた人の歩みの方が早く、ドンドンと置いて行かれるという現実に直面した時に僕はこう考えます。

「これ、相当向いてなくないか?」って。

当時の僕は勉強中だったネットビジネスの手法をいち早く取り入れたことで少し結果が出る兆しが見えていたのですが、やっていく中で「こっちの方が面白いし、自分に合っているかも」と思うようになっていたのです。

少しずつ距離を取るようになってきた僕に対して、リーダーは「新しい役割」を与えることで「居場所」を作ろうとしました。

 

それ自体はとてもありがたいことでしたし、心遣いに感謝していますが、「そのビジネスにおいてプレイヤーとして参加したにも関わらず結果が出なくて、それ以外の役割でその場に残ることの辛さやキツさ」というのは、スポーツをしていた人なら経験があるかもしれません。

これが致命的な怪我でプレイヤーとしては難しいというのであれば、仕方のない部分もあるでしょう。

しかし、例えばレギュラー争いに負けて「全国大会の予選に向けてレギュラー陣をサポートして欲しい」と監督に言われたからといって、そうスパッと気持ちを変えれる人ってそんなに多くないと思うのです。それに近いイメージです、僕の中では。

 

それにビジネスコミュニティですから、そこにいる人が他人を評価する指標は基本的に「数字」です。もっと言うと「どれだけ稼いでいるか」という現実的な指標です。

そんな中で大した数字も出していない僕があれこれと言ったとしても、「結果も出してないくせに昔からそのコミュニティにいて、リーダーやサブリーダーと仲がいいだけで、偉そうに言うなよ」と思う人が出てきてもおかしくないと思うのです。

僕自身はあくまでも意見を求められた時にのみ発言し、それ以外は隠れてじっとして居ようと思っていたのですが、新しく入ってきた人や僕を知らない人は「その関係性を知らない」ので、あまりいい目では見ていなかったと思います。被害妄想かもしれませんけど。

 

もちろん、僕がやっていたことややろうとしていたことに対して一定の評価をしてくれて、仲良くしてくれたサブリーダーの方もいましたよ。

でも、やっぱりそれはある程度の付き合いがないと理解されないことでした。

だからといって「みんなに理解してもらおう」とも思いません。そのコミュニティコストをかける方が大変なので。

 

 

■あなたの居場所がドンドン失われていく理由


 

僕は少しずつ「このコミュニティから出て行こう」と考えていたので特にコミュニティを出ていく上での葛藤とかはなかったのですが、「結果が求められるビジネスコミュニティにおいて他人が評価する結果がないと、そこに居たくても居辛くなる」というのが今回の話の最大のポイントです。

結果を求められないコミュニティなら別にいいんですけど、実はそういうコミュニティでも同じことが起こります。

自分に劣等感があったり自信がないとコミュニティに所属する限り、必ずこういった葛藤にぶち当たります。

 

僕が参加している『ある読書会』なんかはもうたぶん3~4年になるんですけど、ただ各々が好き勝手にテーマに沿って話をしてあれこれと討論するだけです。

別に討論したからといって勝ち負けとかないですよ。「そういう考えもあるんだね」と思えたらいいだけなので。

でも、「この人はこんなに理路整然と自分の考えを話せるのに、俺は全然できない、つらみ・・」と言って、コミュニティから脱落していく人もいるのです。

 

自分よりすごい人や結果が出ている人が集まるコミュニティだと、自分より実力のある人がいる以上「何気ない言葉が僕を傷つけた」ということが起こります。

そういうのに対して「耐えれない」「頑張れない」であったり、「自分と向き合わない」「誤魔化し続ける」ことがあると、そこにいるのが辛くなってきます。

結局のところは「今の自分と向き合って、現在地を確認し、どうするかを考え、前に進む行動をする」ということをしない限りは、現状維持をしているつもりでドンドンと後ろに追いやられていくんですよ。

だって、周りは前に進んでいるから。

 

そして、前に進むのがめちゃくちゃ早いやつが山ほどいます。

そういう人に会うと自信をなくすし、自分も世界も嫌になる。

他人からすると僕は「自信があって、軸がブレない。自分なりの世界観を持っている」と褒められたりもするけど、そんなことないですからね。

毎日不安で泣きそうになりながら、歯を食いしばっているだけですよ(苦笑)

 

 

■変化は「立ち位置」で善にも悪にもなる


 

さて、そろそろ終わりにしたいと思います。

「コミュニティはリーダーの器によって決まる」と言いますし、リーダーが成長すればそのコミュニティの中にいる人もガラッと変わります。

僕が冒頭で話していたビジネスコミュニティでも「第一期成長期」と「第二期成長期」を比べた時、後者の方が集まっている人の質や能力は高かったと感じています。

 

もしあなたが今所属しているコミュニティがあって、そのコミュニティが毎年少しずつでも進化したり変化しているというのであれば、「あなた自身もその変化についていくだけの成長がなければ、必ずいつの日か脱落する日が来る」ということです。

その変化が自分と合わないとか方向性が違うとかで「卒業」だったらまだいいですけど、「居たいけど居辛い」となるともう地獄ですよ。

特に所属しているコミュニティが1つしかないとかだと、非モテコミット状態になっているので。

 

その点で僕が運が良いなと思うのは、その時々で新しい人との出会いやコミュニティへの誘いがあり、それに応じるだけのものを辛うじて持っていたということですね。

そこだけは自分自身を褒めてあげたいところかなと。

そして、ここまで話したことがあったからこそ、コミュニティリーダーに対等に意見をぶつけることができていますし、自分自身が経験したことをコミュニティに還元したり、僕自身がコミュニティのリーダーとして活動することにも繋がっているのだと思います。

 

 

■これはあくまでも「プレイヤー」を前提にした話です


 

ちなみに今まで話していたことは全て「自分がプレイヤーである」という話であり、「観客」としてコミュニティに参加する場合はこの限りではありません。

観客として頑張っている姿を近くで見るという楽しみ方もあります。特にここ10年くらいでAKBビジネスを筆頭に「成長を見守る、応援する」という楽しみ方も主流となってきていますので。

ですので、今回話した内容のようにしないと「コミュニティにいる意味がない」「コミュニティに参加しても無駄」というわけではないので、その辺だけはご理解いただければと思います。

 

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